日本を襲った東日本大震災は、日本に巨大な損失をもたらしたと同時に、世界各地にもさまざまな影響をもたらした。多くの業界が震災の影響で生産停止に陥り、世界的にインフレが悪化していると報じるメディアもある。詳細はまだ明らかではないが、地域経済にもたらされるダメージは避けられない。中國新聞社のウェブサイト「中新網」が伝えた。
震災の影響で、日本への留學は敬遠される模様だ。北京で開催された第16回國際教育巡回展の日本留學ブースは、閑古鳥が鳴いており、訪れる人はほぼ皆無で靜まりかえっている。東北地方と関東太平洋岸を襲った大地震と大津波、原子力発電所の放射能漏れ事故によって、多くの死傷者が発生し、今も危険な狀況がつついている。安全問題は、その國に赴くかどうかを決定する最大の要因の一つである。実際、被災地の復興や學校での事業再開の目途は全く立っていない。これらのことから、日本への留學に二の足を踏むのも當然だ。これまで、東アジアの主要留學先國である日本は、中國人留學生の間で人気が高まっていた。日本への留學生総數は2010年に13萬人の大臺を突破、その中でも中國人留學生は約8萬人と圧倒的多數を占めた。しかし、今回の大災害は、日本の留學業に深刻なダメージをもたらし、これまでの日本留學熱に突然冷水が浴びせられた感がある。
「人民網日本語版」2011年3月22日