|
攜帯電話による録音で、毎日數(shù)回、息子の泣き聲を聞く韓さん |
中國河北省ケイ臺(tái)市出身の韓蕊さんは今年元旦、體調(diào)不良のため北京の病院で検査を受けたところ、悪性腫瘍が見つかった。この時(shí)、韓さんは妊娠5カ月を過ぎていた。彼女は、子供を卸して直ちにガン治療に取りかかるか、治療をしばらく見合わせ、出産に臨むか、どちらか一つの選択に迫られた。ただし、出産の道を選んでも、母子ともに命の保証は無かった。韓さんは、「私は子供を産みたい。母親になりたい。これからの一生で二度とない機(jī)會(huì)かもしれないから」と出産を決意。お腹の赤ちゃんの命を守るため、彼女は化學(xué)療法を放棄、少量の痛み止めだけで癥狀を和らげた。2月28日、帝王切開で出産し、本格的な治療に取りかかった。この時(shí)、悪性腫瘍は見つかった時(shí)より3倍から4倍も大きくなっており、患部の太もも周りは、60數(shù)センチから90センチ以上に膨れ上がっていた。新京報(bào)が報(bào)じた。
韓さんはまだ、自分の赤ちゃんを胸に抱くことができない。入院している病室のベッドで、ビデオや録音で赤ちゃんの様子を知るだけしかできない。しかし、赤ちゃんは彼女にとって大きな「希望」となり、「母」になったことで、病苦と闘うエネルギーが湧いている。
韓さんは ガンにかかり、多くの苦しみに直面したが、28歳の彼女は、奇跡を起した。このごく普通の女性は、治療よりも出産を優(yōu)先させることで、人間の命の偉大さを身をもって人々に示した。彼女は自分の命を引き替えに、子供を産もうとした。この決定は、連綿と続く命の超越性を我々に示している。命は一代限りで終わるのではなく、子孫によって受け継がれていくものなのだ。
「人民網(wǎng)日本語版」2011年5月9日
|
ビデオで息子の様子を見ることが、韓さんにとって最大の楽しみ |