中國社會科學院経済研究所と首都経済貿(mào)易大學は12日、「第１回中國都市生活クオリティ指數(shù)報告」を共同で発表した。全國の省都30都市ランキングで、北京は「生活リズムが速すぎる」「環(huán)境汚染問題が深刻」「物価が高すぎる」などの要因から8位にとどまり、トップの広州や上海とはかなりの差がつき、フフホトや石家荘にも遅れを取った。京華時報が伝えた。

「第1回中國都市生活クオリティ指數(shù)報告」は、一連の客観指數(shù)と主観指數(shù)の加重平均知値で算出されている。主観指數(shù)には、収入、生活コスト、醫(yī)療保障、生活環(huán)境、生活リズム、生活の利便性などに対する満足度を含む。一方、客観指數(shù)には、1人當たり保有財産、インフレ率、緑地面積、エンゲル係數(shù)などの項目がある。

省都30都市のうち、生活クオリティ指數(shù)の上位10都市は順次、広州、上海、南京、銀川、フフホト、合肥、石家荘、北京、長春、福州。

地域別に見ると、東部都市の生活クオリティ客観指數(shù)は軒並み西部都市より高かったが、主観的な満足度では西部より低い。これは、北京が総合得點の割にはランキングが低かった原因のひとつと見られる。

首都経済貿(mào)易大學経済學院の張連城院長は「この30年あまりの中國経済急成長の背後には、2つの両極端が現(xiàn)れている。ひとつは高度経済成長と住民生活クオリティレベルとの差で、もうひとつは住民の実質(zhì)的な生活クオリティと住民の主観的な生活クオリティとの差だ」と指摘している。

「人民網(wǎng)日本語版」2011年6月13日