6月初めから「5元下さい。火星に帰ります」という寫真の奇妙なマイクロブログが5萬回近く転載されている。
寫真の主人公は一人で街角に立つ、銀色のつなぎを著た大きな頭と目の「ET」(宇宙人)だ。足元にはチョークで「5元下さい。火星に帰ります」と書かれている。
この「火星人」は舟山在住の男性で、「火星人」に扮しているのは「ストレスを減らすため」だという。廈門出身の彼は半年前に舟山に來て、ある船務會社で働いていた。初めて見知らぬ街で暮らし、家族も友人もなく、困難に直面した彼は宇宙人の扮裝をしてストレスを発散させているという。「気分が悪い時には火星人の扮裝をして外出するんです。」
宇宙人の扮裝をしていると他人は自分の表情を見ることはできず、人ごみを歩いていても安心だと彼は語る。6月12日に「火星人」が初めて街に出かけた時は多くの人が注目し、中には寫真を撮ったり爆笑する人もいたが、扮裝の中の彼はその時間を楽しんだ。「仮裝の下に隠れて他の人の明るい笑顔を見ていると、私も落ち込んだ狀態から立ち直れた。」