甬溫線(浙江省寧波市--溫州市)で23日に発生した高速列車追突事故を受け、溫州水心ホテルで24日午後10時(shí)45分、鉄道部による記者會(huì)見(jiàn)が行われた。
鉄道部の王勇平報(bào)道官によると、この事故による死亡者は35人、けが人は192人に達(dá)した。132人が今なお溫州市內(nèi)の病院11カ所で治療を受けており、事故原因については更なる調(diào)査が行われているという。
王報(bào)道官は、高速列車がなぜ追突したのか、なぜブレーキが間に合わなかったかについては回答することができなかったが、國(guó)務(wù)院がすでに事故調(diào)査チームを結(jié)成しており、具體的な原因については後日発表するとした。
しかし、事故原因がまだ明らかになっていないにもかかわらず、鉄道部門はすでに上海鉄道局の責(zé)任者數(shù)名を免職している。王報(bào)道官はこれについて、「最終的な事故原因がどのようなものであれ、主管部門は全て責(zé)任を負(fù)う」とした。
昨日午後、事故車両の中に生存者がいないことが確認(rèn)され、車両の解體を行うと正式発表されたが、この発表の後すぐ、新華網(wǎng)が子供が1人救出されたことを伝えている。王報(bào)道官はこれについて「生命の奇跡としか言えない」と述べた。
車體を埋め立て処理した原因について、王報(bào)道官は「これは鉄道部の決定ではない。私も溫州に到達(dá)した後、報(bào)告を受けて初めて知った。報(bào)告者によると、埋め立て処理した原因は、救助現(xiàn)場(chǎng)のとなっている高架橋の下が泥沼で、複雑な環(huán)境であり、救助をより良く行うために埋め立てるしかなかったということだった。私もこの説明を信じている」と述べた。
新華網(wǎng)の情報(bào)では、死亡者に外國(guó)人が2人含まれているということだったが、王報(bào)道官はこの情報(bào)を否定し、死亡者ではなくけが人の中に外國(guó)人が2人含まれており、1人は米國(guó)籍中國(guó)人、一人はロシア人だったことを明らかにした。また、賠償基準(zhǔn)が國(guó)籍によって異なることはないと承諾した。
王報(bào)道官はこれほど深刻な鉄道事故が発生しても「依然として中國(guó)の高速鉄道に対し自信を持っている」とし、「今回の事故は特殊な原因によるもので、中國(guó)の高速鉄道技術(shù)は先進(jìn)的なものであり、合格している」との見(jiàn)方を示した。
記者會(huì)見(jiàn)にはAFP通信、ロイター通信、アルジャジーラ、毎日新聞など國(guó)外メディアを含む國(guó)內(nèi)外のメディア33社、記者110人あまりが集まった。
「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2011年7月25日