ファストフードの日本式ラーメン?チェーン「味千ラーメン」の豚骨スープが、中國メディアに粉末、調味料と濃縮液によるものであると報道された。臺灣の「旺報」が26日に発表した評論によると、世の中の疑問に対し、関係者の返答はまちまちだ。この統一感のない言葉に、食品安全に対する大きな課題が反映されているという。
評論のダイジェストは以下のとおり。
豚骨を煮込んだスープと自稱する味千ラーメン中國本部は、メディアの質問に豚骨を煮詰めて作った濃縮液によるものだと回答した。
味千ラーメンは今までずっと、「栄養たっぷり」というイメージを持たれてきた。1杯數十元という高価は一般的な麺の店とは比べ物にならない。スープがいったい何で作られていたのかという究明にはまだ時間が必要だが、味千ラーメンで発生した件が及ぼすブランドダメージは大きい。
味千ラーメンは1968年に設立、日本、香港、シンガポールなど各地域に300以上の店があり、日本で第2のラーメンチェーンだ。豚骨、魚の骨など栄養豊富な材料を長時間煮込んで作った豚骨スープでよく知られて、人々に好まれてきた。
ある味千ラーメンの店員がスープは約20時間煮込んで作っていると紹介したが、関係責任者は粉末、調味料などで作っていると認めた。一連の検査測定によると、ラーメン1食分に含まれるカルシウムはわずか50ミリグラムだったが、ホームページでは1600ミリグラムと掲載されており、過大広告の疑いが出ている。関係者の一致しない言い分に、食品安全に対する大きな課題が反映されているといわれている。
「中國網日本語版(チャイナネット)」 2011年7月27日