Jリーグ戦にて。選手に大聲援を送る鹿島アントラーズのサポーター達。 |
中國國家スポーツ総局の蔡振華副局長を団長とした訪中団が18日午後、日本サッカーの現狀を視察する目的で、東京を訪れる。過去の視察と違うのは、訪日視察団のメンバーが、スポーツ部門のほか、國務院研究室、中國教育部門、國家発展改革委員會(発改委)など、政府各部門の上層部である點だ。新京報が伝えた。
訪日視察団メンバーは計11人。日本側が受け取ったメンバーリストには、蔡副局長がトップに、中國サッカー協會の韋迪會長がその次に並んでいる。11人中、サッカー協會関係者は、韋迪會長と外事部職員の2人のみ。
訪日した11人は全員、國務院サッカー調査研究グループのメンバーだ。今回の訪日視察が実施された背景には、これを契機として中國サッカーが振興?啓発され、中國サッカー発展上の問題點に対してスポーツ部門が十分な支持を得られるように、との教育部や発改委など各部門擔當者による計らいがある。
視察団一行は19日午前、日本サッカー協會(JFA)の小倉純次會長を訪問する。小倉會長は過去の記者取材において、「中國の友人が日本で視察することを大いに歓迎する。我々は、出來る限り訪中団のお役に立ち、日本サッカー界の経験を彼らにお伝えしたい」との意向を示した。
視察団は19日、日本サッカー協會関係者を訪問するほか、駒場高校サッカー部も訪れる。翌日20日には、文部省(教育部門)関係者を訪問し、同日午後はJリーグの狀況について関係者に話を聞く予定。21日は、橫浜F.マリノス対浦和レッズ戦を観戦、視察は同日終了する。
「人民網日本語版」2011年10月18日