北京電影(映畫)學院はこのほど、來年度の學部生募集要項を発表した。この中で特に注目すべきは、演技學部への進學を希望する受験生に対し、化粧を一切せずに素顔で受験することを求めていることだ。京華時報が伝えた。
これまで、演劇學部の入試會場には、ばっちり化粧と完璧なお灑落で身を固めた美男美女が姿を見せるのが常だった。この狀況を受け、演劇學院側はこれまでにも、化粧の濃すぎる受験生がいた場合、素顔でのカメラ寫りを確認するために化粧を落とすよう求めることがあるとしていた。このように対処しても、やはり化粧に力を入れる受験生が多數を占めているようだ。同學院は今年、學生募集要項の注意點に、演劇學部受験者については化粧をして受験することを禁止する項目を盛り込んだ。
學生募集要項にある演劇學部の受験資格は、視力が両眼とも5.0以上(コンタクトレンズ裝著の場合、矯正視力が4.8以上)、身長は男子1.72メートル以上、女子1.60メートル以上、身體に奇形、傷跡、入れ墨、先天母斑、皮膚病が見られないこと、となっている。
また、今年の演劇學部の學生募集は「小募集」だったが、來年は「大募集」が復活する。演劇學部は、演技?舞臺作品創作を専攻する學生を60人募集するほか、演技教育専攻の25人も募集する。演劇學部だけで見た場合、來年の學生募集枠は拡大されるが、北京電影學院の學生募集総數は今年に比べ30人程度少ない計455人(省別割當無し)となる見通し。このほか、來年度は、1人の受験生が最多で3つの専攻を受験できる。各地方の受験生への便宜を図り、來年は、北京のほか、杭州、広州、成都にも試験會場を増設する予定。
「人民網日本語版」2011年12月16日