西蔵(チベット)自治區政府はこのほど、2012年秋學期より都市部子女の就學前教育を無償化することを明らかにした。これにより、西蔵の無償教育期間は就學前から高校(中等職業學校含む)までの計15年間に拡大される。西蔵は全國に先駆けて▽15年間の無償教育政策▽農牧民の子女と都市部貧困家庭の子女を対象とする「三包(食費?寮費?學費援助)」政策▽就學前教育に対する財政補助政策を導入した自治區となった。
西蔵ではすでに都市部の義務教育段階の學生に対して、學費?雑費を免除し、教科書?ノートを無償提供する政策が実施されているほか、農牧民の子女を対象とする「三包」政策、都市部貧困家庭の子女を対象とする助成金政策が導入されており、義務教育段階の學生は全て公共財政の保障範囲に組み込まれている。さらに、2011年學期秋からは高校の無償化(學費、寮費、教科書費、雑費免除)政策が実施された。
西蔵では今年春以降、県以下の義務教育段階の學生を対象とする栄養改善計畫を実施する予定だ。國から資金が割り當てられ、県以下の農牧區74カ所?計22萬人の學生が対象となる。これは、「三包」政策を基礎とし、さらに學生1人あたり毎年600元の栄養費が上乗せされるというもの。
「人民網日本語版」2012年1月30日