上海は本年度、全市18區(qū)（県）の社區(qū)衛(wèi)生サービスセンターに「快適療養(yǎng)區(qū)（ホスピス）」を設立し、専門的な醫(yī)療スタッフを配備し、末期ガン患者の診斷や入院を受けつける。人民日報が報じた。

上海市衛(wèi)生局の徐建光局長は1日、「末期ガン患者に社會からのいたわりを示すため、上海は今年、閘北區(qū)と楊浦區(qū)の末期ガン患者を?qū)澫螭趣工脶t(yī)療経験を、全市に向けて広めていく。快適療養(yǎng)區(qū)は2012年市政府実施プロジェクトの一つとなった」と述べた。

「快適療養(yǎng)區(qū)」は市?區(qū)政府が出資し、市自然基金會、市赤十字會慈善機構が資金援助を行う。各區(qū)で1ヶ所の社區(qū)衛(wèi)生サービスセンターを選び、區(qū)內(nèi)の末期ガン患者のためにベッドを10床設置し、かつ患者の最期を看取るためのサービス「家庭ホスピス」を提供する。市赤十字會は入院患者に毎月2000元（約2萬5000円）の醫(yī)療補助金を支給し、「家庭ホスピス」の場合は毎月1000元（約1萬2500円）の醫(yī)療費用を支援し、痛み止めを無料で提供する。

同プロジェクトはすでにスタートしており、ベッドを設置した18ヶ所の社區(qū)衛(wèi)生サービスセンターは研修を開始し、病室の改裝を行なっている。年內(nèi)にこれらの病室が完成し、末期ガン患者の受け入れを開始する。

「人民網(wǎng)日本語版」2012年3月2日