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「大都市への憧れ」を捨てた中國の大學生

「大都市への憧れ」を捨てた中國の大學生。 「2011年中國人力資源(マンパワー)サービス業(yè)白書」がこのほど北京で発表された…

タグ: マンパワー

発信時間: 2012-04-16 10:52:41 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

「2011年中國人力資源(マンパワー)サービス業(yè)白書」がこのほど北京で発表された。白書によると、仕事を選ぶ際に、北京?上海?広州の大學生のうち、社會の基底部を選び、二線都市(省都や地方中核都市)に目を向ける學生が増え続けているという。特に、出生地や大學所在地で就業(yè)チャンスを得ようとする人が目立つ。既卒者ははさらに広い視野で仕事を探しており、就業(yè)地の選択もより現実味を帯び、もはや「大都市への憧れ」は彼らの中にはない模様だ。人民日報海外版が伝えた。

中國の大卒者はここ數年、年間600萬人から700萬人に上っている。合理的なマンパワー配置という観點から見れば、卒業(yè)生がこぞって大都市に集まると、マンパワー資源の過剰がもたらされ、二線?三線都市(一般地方都市)や社會の基底部がハイレベル人材不足に陥ることは必至だ。そこで、二線?三線都市で働くことを選択する大學生がますます増えており、これにより地方経済の発展が促され、大學生の「就職難」問題が緩和されるという一挙両得が実現する。

都市化プロセスにおいて、多くの大學卒業(yè)生が大都市で働こうとする傾向はごく自然で正常な現象だ。世界のどの國でもこのような傾向が見られ、海外にも「蟻族(大都市に群れて住む高學歴ワーキングプア集団)」現象が起こっている。また、中國社會では、大學生は「天の寵児」であるという伝統的な観念が広く行き渡っており、田舎出身の大學生の多くは、両親の大きな期待や一族のメンツを一身に背負っている。「蟻族」として大都市に住み続けるという選択を彼らに迫っているのは、とりもなおさず「北京にベッドがあれば、田舎の家など要らない」という考え方なのだ。

大都會で夢を追い求めることは、永遠に若者を動かすエネルギーとなることは否めない。大卒者が、大都市ゆえに生じる生活?仕事など多くの圧力に黙って耐え、二線?三線都市に移り住むことを拒む原因は、産業(yè)構造上の非合理性にある。特に、都市化プロセスの初期段階で、大學生が卒業(yè)後、大都市に住み仕事をする選択をすることは、極めて自然だ。しかし、都市化が進むにつれ、二線?三線都市と大都市の間の生活?就業(yè)環(huán)境面での格差が縮小し、二線?三線都市での成功チャンスも増える一方だ。彼らがそこでより自分をグレードアップすることは十分可能であり、より大きな伸び代を得ることができる。

多くの大卒者が、大都市で一定期間仕事に打ち込み、キャリアを蓄積し、実務能力を鍛えた後、二線?三線都市にさらなる成長の機會を求めて移動するケースが、最近ますます増えている。彼らが社會に貢獻し、自身の価値を実現することが、新しい土地ではより簡単にできるのだ。このため、大都市のマンパワーが飽和狀態(tài)に達し、生き殘るための競爭圧力が高まるにつれ、學生が卒業(yè)して大都市を離れ、二線?三線都市で職業(yè)生活を始めることは、彼らの理性的に判斷した當然の結果と言えよう。

各個人が持つそれぞれの才能を存分に発揮できることが、人材活用にとって理想的な形態(tài)だ。大卒者が二線?三線都市で仕事に就くことは、極めて優(yōu)れた選択といえる。しかし、二線?三線都市や地方の基底部は、このような変化をきっかけに、人材育成や管理の長期的計畫を萬全に行い、より公平?公正な競爭を可能とする環(huán)境を整え、より規(guī)範化された社會ムードを提唱し、大卒者により大きくより質の高い就業(yè)?創(chuàng)業(yè)が実現できるステージを仕立て、彼らをその地にしっかりと根付かせることは、関連部門が當面取り組むべき重要課題となっている。(馬広志)

「人民網日本語版」2012年4月16日

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