英國で飼われている中國原産ヘアレス犬のチャイニーズ?クレステッド?ドッグ「マグリー」が23日、米カリフォルニア州ペタルマで年に1回開催される「世界一醜い犬」コンテストで優勝、飼い主に賞金1千ドル(約7萬9500円)が贈られた。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
「世界一醜い犬」コンテストは、1976年から毎年、カリフォルニア州ペタルマのお祭り「ソノマ?マリン?フェア(Sonoma-Marin Fair)」の期間に開かれている。歴代のチャンピオンは、チャイニーズ?クレステッド?ドッグ(中國名:中國冠毛犬)が選ばれるケースが多い。この犬は、名前に「中國」が入っているが、その起源を詳述した資料はほぼ皆無という。
今大會で優勝した「マグリー」は、現在8歳。體格は小さめで、短い鼻、突き出た眼、白いひげが特徴だ。出場した28頭のライバルを打ち破り、チャンピオンの座に輝いた。2005年に英國で開催された「醜い犬」コンテストでも優勝経験がある。
コンテスト主催者によると、後天的に醜くなったのではなく、生まれつき醜いことが、審査の決め手になるという。
マグリーの飼い主?ベブ?ニコルソンさんは、「審査員がマグリーの名前を読み上げた時、とっさに言葉が出てこなかった。頭の中がボーっとしてしまい、マグリーみたいにぶるぶる震えていた」と受賞した瞬間の様子を話した。
チャンピオンへの賞品は、飼い主に賞金1千ドルのほか、ドッグフード1年分がマグリーに贈られる。
昨年のチャンピオンは、カリフォルニアで飼われている、チワワとチャイニーズ?クレステッド?ドッグとの間に生まれた雑種だった。
「人民網日本語版」2012年6月27日