東京都の石原慎太郎知事は20日午後、「沖ノ鳥島」巖礁の「視察」を行い、同巖礁を「島」であると主張した。
石原知事は同日、客船に乗って「沖ノ鳥島」巖礁に到著した。日本の國土交通省職員、東京都職員、記者など100數(shù)人が同行した。石原知事は「視察」時に報道関係者に同巖礁を「小さな島」であると言った。
日本のメディアによると、石原知事の今回の旅行目的は、同巖礁の周囲200カイリは日本の排他的経済水域(EEZ)に屬することを表明することにある。
「國連海洋法條約」第121條の規(guī)定では(1)島は高潮の時でも水面上に自然に形成された陸地の區(qū)域でなければならない(2)人間の居住や経済活動ができない巖礁はEEZまたは大陸棚を有しない――と定めている。「沖ノ鳥島」巖礁は実際には満潮時にマットレス2枚分ほどの大小の巖礁だけが水面に顔を出し、住む人はなく、さらに自ら経済活動を維持するすべはない。
中國政府はこれまで數(shù)回にわたり「中日雙方は『沖ノ鳥島』巖礁で主張できる海域の性質(zhì)と範(fàn)囲に認(rèn)識の違いがある。雙方は友好的な協(xié)議を通して、ここから生じる問題を適切に処理すべきである」と表明している。
「人民網(wǎng)日本語版」2005年5月21日