唯一無二の中國文化を全世界に披露 ――「オリンピックの成功は開幕式で半分決まる」というのが人々の共通認識となっているが、IOC會長として、北京五輪開幕式での全世界に向けての中國の魅力の表現方法はどのようなものだと考えるか?これに関する提案は? ロゲ會長:オリンピックはリレー競技だと私は思っている。1つの國から別の國へと、開催ごとに異なる文化に出會う。前回のアテネ大會では、世界中の観衆に3000年の歴史を誇るギリシャ文化を見てもらうため、開幕式では古代ギリシャ文化およびギリシャ各地方の文化、歴史、伝統を披露した。各國の唯一無二の文化を開幕式で全世界に紹介すべきだ。もちろん、北京五輪開幕式でもこれをやり遂げるだろう。 ――中國臺北五輪委員會とその主管機関が五輪聖火リレーの臺灣通過を拒絶している件に対するIOCの見解は? ロゲ會長:IOCは中國臺北五輪委員會に対し、この件に関して北京五輪組織委員會と協議を進め、解決策を出すよう求めている。両者が合意に達し解決に至れば、IOCにとってもこの上なく喜ばしい。解決に至らない場合は、中國臺北のリレー通過點をキャンセルするしかない。 ――北京五輪招致が決定してから6年が経った。招致が決定した2001年と比べ、新しく生まれた北京五輪準備作業に対する感想と期待は? ロゲ會長:我々の希望はずっと変わらないままだ。北京五輪の各準備作業が計畫通りにIOC基準を達成することを確信している。また、北京五輪が自らの価値を十分表現することで、より多くの人がオリンピック精神を感じるよう望んでいる。北京の準備作業は極めて良い仕事をしている。北京五輪は、13億の中國人だけではなく世界中の人々が共に享受することになろう。 「人民網日本語版」2007年8月10日 |