中國気象局は15日、2008北京國際プレスセンターの記者會見の席で、北京五輪の期間に高溫、豪雨など6種類の悪天候に見舞われる可能性があることを明らかにした。
中國気象局國家気象センターの首席予報専門家の喬林氏
過去のデータによると、北京五輪の開幕式の當日は、「鳥の巣」付近では降水確率は41%で、北京地區全體では降水の確率は47%となっている。
五輪をめぐってのリスク分析を通じて、気象専門家は北京五輪の期間、高溫、豪雨、カミナリ、強風、ひょうや濃霧といった悪天候に見舞われる可能性があると見ている。豪雨、ひどい降雨に見舞われた場合、北京のような大都市では冠水で交通に影響が出ることも十分考慮しておかなければならない。
気象部門はさまざまな準備をしており、人工的に天気に影響を與えるのも対応策の一つである。しかし、それはまだ実験、研究の段階にあり、狹い範囲におけるる小雨の天気に対してしか影響が出ない。
悪天候の場合、気象部門は何時間か繰り上げて、選手や関係部門に通報をすることになっている。
中國気象局によると、5月に打ち上げた「風雲3號」A衛星は世界でも進んだ気象衛星であり、今はテスト中だが、五輪の前に運用される可能性がある。
「チャイナネット」2008年7月16日
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