4年に1回開催されるオリンピックは、全世界のスポーツ選手の戦いの場だけでなく、世界に各國の文化を示す大舞臺でもある。8日の開會式はとりわけ、期待されていた。5千年もの歴史文化を持つ中國は、開會式を通じて、一體何を世界に伝えるだろう?北京オリンピック開會式の総監督を務める張蕓謀(チャン?イーモウ)監督は、こう語った。
「5千年の文化をいかに表現するかについて、次の2點にまとめました。一つは、私たちは誰なのか?もう一つは、みんながひとつの家族である。今回の開會式で世界を驚かせ、中國の人々が満足できる開會式にしたい」
北京オリンピック開會式の演出テーマは、「美しいオリンピック」、それが「素晴しい文明」と「輝かしい時代」の2部に分けられる。主に、中國の悠久の歴史と文化、現代の中國の改革開放による成果と中國の人々のスタイルを表現する。1時間にわたる公演は、オリエンタルな神秘さがあり、現代の中國の生き生きしたイメージもある。中國の人々が世界各國の人々と共に、調和の取れた世界を作るという美しい願いをも表している。
北京オリンピック開會式最初の演目は、古い時代の服裝を著ている2008人の楽師が缶(ほとぎ)を打つ場面だ。缶とは、中國の古い打楽器で、3000年の歴史を持っている。缶を打つ演目の最中、開會式會場のスクリーンに、中國古代の思想家?孔子の名言ー「朋あり遠方より來たる、また楽しからずや」という言葉が中國語と英語で表記される。全世界の友達を歓迎する理念は、開會式の全體を貫いている。
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