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日本の女子バレーチーム、急逝した仲間の遺影と共に入場
発信時間: 2008-09-09 | チャイナネット

北京五輪大會では、重量挙げのドイツ人選手が優勝後、亡くなった妻の寫真を金メダルと共に掲げる場面が人々の涙を誘った。7日に行われたパラリンピックのシッティングバレーの海上でも似たような情景があった。日本の女子チームの選手たちが、大會直前にガンで亡くなったチームメートの寫真とユニホームを攜えて會場に現れたのだ。

シッティングバレーのチームは12人構成だが、日本女子チームの選手は11人しかいない。チームで最も若い選手のひとりだった朝野久美さん(21)が8月12日、病気で急逝したためだ。大きな悲しみを受けたコーチと選手たちは、朝野さんの寫真とユニホームを北京に持って行き、朝野さんと共に戦うことを決めた。

日本チームの初戦となった7日のオランダ戦。選手の坂本はるみは、朝野さんの遺影とユニホームを膝に置いて、會場に入った。坂本は試合のほとんどをベンチで過ごしたが、その隣には淺野さんの遺影がきちんと置かれ、まるで朝野さんもチームメートと試合に臨んでいるかのようだった。

試合は、オランダが実力の差を見せ、3―0で日本を下した。日本チームの監督は試合中、何度もタイムを取ったが、坂本はそのたび、朝野さんの寫真を選手の中心に置いた。まるで朝野さんもチームメートと共に監督の指示に耳をすませているようだった。

遺影の朝野さんは陽光を浴び、肌は雪のように白く、花のようなえくぼを見せ、青春の息吹に満ちている。関係者によると、朝野さんは生前、美しく明るい女性だった。練習を重ねて代表チーム入りしたのは2年前。笑うことが好きで、チームメートからも愛されていた。大會直前の急逝に、チームメートは大きな悲しみを受けている。

「人民網日本語版」2008年9月8日

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