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命の尊さ 死者に尊厳を 若く美しい納棺師の記録

命の尊さ 死者に尊厳を 若く美しい納棺師の記録。

タグ: 納棺師,遺體,出棺,埋葬

発信時間: 2011-04-06 14:53:46 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

インタビューに答える李寶娥さん

美しく度胸のある女性たちが「死後の世界」で生きいく人々のために最後のプライドと理性を保つ。

仕事中は不機嫌な顔をしてはいけない

仕事している時はあまり笑ってはいけないし、不満そうな顔を見せてもいけない。それに、使ってはいけない言葉もたくさんある。李寶娥さんは「自分の家族の死を受け入れるのはとても難しいことである。自分の誠意を示すためには、家族と言葉を交わし、死者の生前の楽しかった思い出を話し、心から語り合うことが必要だ」と話す。

悪夢から見てみぬ振りへ

李さんはこの仕事を始めた當初は怖かったという?!?カ月の研修期間があって、特に気持ちの部分で乗り越えなくてはいけないことが多かった。色々な遺體を見せられ、交通事故、自殺、焼死などなど、乗り越えなくてはいけない壁は多く、最初の頃はとても受け入れることができなかった。悪夢を見ることもしょっちゅうだった」。

遺體を見たこともない若い女性は、恐ろしさのあまり呆然としてしまう。「ある時、一人で告別式の部屋で資料を見ていた。ふと振り返ると交通事故に遭った潰れた遺體が橫たわっていた。とてもびっくりして冷や汗が出た」と彼女は言う。「仕事の都合で、晝休みはなく、朝8時半から仕事が終わるまで働き続ける。晝食用の部屋があり、卵とトマトの炒め物や豆腐を食べると、どうしても思い出してしまって、食べられなくなる。今はもう慣れたけれど」。

世間の偏見

出棺と埋葬の仕事に就いて、李さんがもっとも受け入れられなかったのは、世間の偏見だった。

「この業界の人が相手に名刺を渡したら、すぐにゴミ箱に捨てられてしまうのが落ちだ。でも、それはまだましな方だ」。李さんは「親戚に子どもが生まれて、彼らの家に遊びに行った時、私自身も母親だったので赤ちゃんを抱っこしたいと思ったら、『抱っこしないで』と言われてしまい、とても気まずい思いをした」と悲しそうな表情で話してくれた。

「でも、考えてみれば、それが普通なのかもしれない。友だちの結婚式に私は呼んでもらえない。だから、同業者同士での交流が多い。今回のインタビューを通して、人々がもっとこの業界を理解し、少しでも受け入れてくれれば良いと思う」と李さんは言う。

「中國網日本語版(チャイナネット)」  2011年4月6日

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