南米大陸の南極に近い場(chǎng)所には、破竹の勢(shì)いで成長(zhǎng)する氷河がある。展望臺(tái)に立つと、氷河の末端が目の前で崩壊するのが見(jiàn)え、氷河內(nèi)部の圧力と斷裂による音が聞こえ、氷河の流動(dòng)性を體験できる。これがモレノ氷河だ。
モレノ氷河の高さは20階建てビルほどあり、全長(zhǎng)は30キロ。20萬(wàn)年の歴史を持つ、世界でも數(shù)少ない「生きた氷河」の一つだ。夏には氷河が崩れる珍しい風(fēng)景を観測(cè)できる。巨大な氷の塊がアルゼンチン湖に落ち、耳をつんざくような轟音により見(jiàn)る者は息を飲む。ところがすぐに、すべてがまた靜けさを取り戻す。
モレノ氷河は氷河の中では「若者」だ。世界の氷河が縮小を続ける流れのなか、この海抜がわずか200メートルで、毎日30センチのペースで前進(jìn)を続ける成長(zhǎng)型の氷河は、「氷河時(shí)代」の生きた標(biāo)本になっている。
遠(yuǎn)くの氷河の間には、観光客の姿がある。これは國(guó)立公園內(nèi)の獨(dú)特な氷河徒歩ツアーだ。情報(bào)によると、観光客は特別なスパイクシューズを履き、ガイドに導(dǎo)かれ大昔の氷雪世界の中を漂う。
最も重要なのは、悠久な歴史を持つ氷で作るカクテルを試飲できることだ。力が湧くことは間違いない。