塞罕壩は河北省承徳市の最北部、內(nèi)モンゴル自治區(qū)渾善達(dá)克沙地の南縁に位置する。塞罕壩は「美しい高嶺」を意味し、かつては清朝皇室狩猟場「木蘭囲場」の重要な構(gòu)成部分だった。その後は無闇な開墾、秩序なき伐採により、新中國成立初期には徐々に荒れ果てた砂地に退化していった。

　「黃砂が北京に接近」という厳しい狀況を変えるため、塞罕壩機(jī)械林場が1962年2月14日に正式に設(shè)立された。林場の第1世代の建設(shè)者によると、當(dāng)時はどこも砂地と禿山ばかりで、砂嵐と吹雪が空を覆い、顔に當(dāng)たると切られるように痛んだという。

　60年に渡り、塞罕壩の各世代の人々が血と汗を流し100萬ムー人工林を作り、渾善達(dá)克沙地の南への拡大を効果的に遮った。灤河と遼河の下流地域の水源の涵養(yǎng)、淡水浄化、土壌流失防止などに「グリーンなバリア」を提供した。

　塞罕壩の林地面積は2030年に120萬ムーに達(dá)し、森林率が86％に上がる見込みだ。森林の生態(tài)系がより安定的に、健全に、高品質(zhì)に、高効率になる。生態(tài)サービス機(jī)能がさらに強(qiáng)化される。

「中國網(wǎng)日本語版（チャイナネット）」2022年4月21日