「あの2臺(tái)はフル稼働中で、安全リスクが生じやすい。直ちに安全擔(dān)當(dāng)者にシステム検査を行わせる」旦増頓珠氏（40）はセメント製造ラインで機(jī)械設(shè)備を一つずつ検査し、問題點(diǎn)に気づくと直ちにこれを解消させることで、安全生産を保証する。

　旦増頓珠氏は西藏(チベット）高爭(zhēng)建材股份有限公司の副総経理兼製造ライン責(zé)任者だ。旦増頓珠氏は2014年よりチームを率いて研究と技術(shù)改良に取り組み、技術(shù)の難関を次々と突破した。ランニングコストを大幅に削減し、企業(yè)の生産能力を新たな段階に押し上げた。

　旦増頓珠氏は2000年に卒業(yè)すると、チベット高爭(zhēng)建材の前身であるラサセメント工場(chǎng)に入社した。生産統(tǒng)計(jì)擔(dān)當(dāng)者になり、家族の3世代目のセメント技師になった。職場(chǎng)では物事の大小に関わらず真剣に取り組み、優(yōu)れた成績(jī)を収めた。周囲からは「ワーカホリック」と評(píng)された。

　旦増頓珠氏は2004年に20數(shù)人の同僚と共に石家荘の関連企業(yè)で研修を受け、実地でセメント製造の操作などを?qū)Wんだ。その後は工場(chǎng)の重點(diǎn)育成対象として毎年、內(nèi)陸部の省?直轄市での研修に派遣された。グリーンな生産やシステム管理などの先進(jìn)的な理念を徐々に把握した。

　チベットのインフラ整備の急速な発展に伴い、セメントの市場(chǎng)での需要が日増しに旺盛になった。工場(chǎng)の製品は常に需要に追いつけなかった。生産効率を保証するため、すでに製造ラインの責(zé)任者になっていた旦増頓珠氏はチームを率い、故障しやすい設(shè)備の全面的な研究に著手した。

　旦増頓珠氏は朝早く起き夜遅くまで働き、根本的な問題を探した。設(shè)備の稼働率を高め、故障しやすい部品の耐用期間を延ばすことに取り組み、生産工程及び設(shè)備技術(shù)の改良を模索した。試験を繰り返し、設(shè)備の稼働率が年々上昇した。2015年の1年間だけでも企業(yè)の設(shè)備維持補(bǔ)修費(fèi)を100萬元以上も節(jié)約した。

　旦増頓珠氏は、「長年現(xiàn)場(chǎng)で働いたことで、コスト意識(shí)が高まり、設(shè)備フル稼働中にさらに生産量を拡大することを?qū)Wんだ。規(guī)模化を踏まえた上でコストを削減した」と話す。

　設(shè)備の故障率が高いという問題を解消すると、さらにチームを率いて設(shè)備の生産能力の掘り起こしに取り組んだ。チームは苦しい模索を経て、2020年に設(shè)備プロセスシステムの技術(shù)改良を完了した。稼働率を98％以上にした上で、月間セメント製造量を40萬トンにし、企業(yè)創(chuàng)設(shè)以降の記録を更新した。4臺(tái)の老朽化した設(shè)備は生産量を著実に増やしながらコストを削減した。セメント1トンあたり電力消費(fèi)量が約2kWh減り、通年で電気料金を700萬元超削減した。

　內(nèi)部奨勵(lì)制度をつくり、従業(yè)員の大膽な模索を奨勵(lì)し、優(yōu)れた技術(shù)?技能と安全経験を共有する。旦増頓珠氏の働きかけにより、製造ラインでは徐々に革新的な雰囲気が醸成された。

　勤務(wù)における活躍により、旦増頓珠氏は2021年に全國五一労働褒章を授與され、今年6月には中國共産黨第20回全國代表大會(huì)代表に選ばれた。今やチベット高爭(zhēng)建材の副総経理になった旦増頓珠氏は、企業(yè)の未來のモデル転換と高度化について考えている。「國內(nèi)の同業(yè)者と比べると、當(dāng)社は自動(dòng)化、情報(bào)化、スマート化の面で大きな改善の余地がある」

?中國網(wǎng)日本語版(チャイナネット)?2022年10月10日