中國共産黨の第17回全國代表大會（黨大會）が21日午前、北京で成功裏に閉幕した。世界の主要各メディアは黨大會の閉幕を直ちに報道。次期中央委員會と中央規(guī)律検査委員會の選出、黨規(guī)約改正案に関する決議の採択に高い関心を示した。
日本の時事通信と共同通信は「科學的発展観が黨規(guī)約に盛り込まれたことは、國民生活を重視する中國の姿勢を示している」と指摘。時事通信は「科學的発展観が黨規(guī)約に盛り込まれたことは、中國が今後調(diào)和社會の建設、持続可能な安定した経済発展の実現(xiàn)、所得格差の縮小、環(huán)境保護、國民生活の改善に努めることを示している」と報じた。共同通信は「次期中央委員會の委員と候補委員の予選では、差額選挙の割合が8％以上にまで拡大し、黨內(nèi)民主が示された」と報じた。
韓國の連合通信は「黨大會決議で科學的発展観が黨規(guī)約に盛り込まれたことは、中國共産黨の歴史における一里塚」と指摘。「科學的発展観の核心は人民本位と、全面的でバランスある持続可能な発展の追求だ。これは人民に奉仕し、人民に幸福をもたらすことを目標とし、人民に有益な発展を追求するもので、その基礎は全人民が発展の成果を共に分かち合うことにあり、これは都市と農(nóng)村の格差、貧富の格差、社會発展の不均衡といった問題を解決し、環(huán)境整備を重視する調(diào)和社會理論と必然的に結合する」と報じた。
AP通信、ロイター通信、AFP通信も次期中央委員會と中央紀律検査委員會の選出、および閉幕のニュースを迅速に報じた。AP通信は「中國指導部は対內(nèi)的には貧富の格差の縮小、対外的には『中國の臺頭』に対する懸念の解消を求めている」と指摘。さらに、科學的発展観を盛り込んだ黨規(guī)約改正案に関する決議の採択について「科學的発展観は社會支出の増加、低所得層への支援を要求している」と伝えた。
ロイター通信は「科學的発展観の主眼は、経済発展のもたらした利益を農(nóng)民と労働者がもっと享受できるようにすることと、空気と水の汚染を改善することだ」と報じた。
DPAは黨大會の閉幕と科學的発展観の黨規(guī)約への記入に関する報道の中で「科學的発展観は持続可能な発展の堅持、経済発展がもたらした不均衡の改善、調(diào)和社會の建設を中國に求めている」と報じた。
「人民網(wǎng)日本語版」2007年10月22日
