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胡錦濤主席の日本訪問の展望
発信時間: 2008-04-25 | チャイナネット

王泰平

花々が満開の季節に、胡錦濤國家主席はまもなく日本を公式訪問する。それは胡主席が第11期全國人民代表大會で國家主席に再任した後の初めての外國訪問であり、中國の國家主席が10年を隔てたのちの日本に対する公式訪問である。中國の対日外交のこの大きな行動は、中日関係の長期かつ健全で、安定した発展を促すうえで、非常に重要な意義を持つものである。

 

ここ10年來、中日政治関係の発展は曲折の道をたどってきた。當時の日本の政務主宰者が中日関係の政治的基盤にかかわる歴史問題の上で、何度も困難をつくり出し、中日関係は一時期、國交正常化以來の最低點まで下がることになった。

 

2006年の安倍晉三氏の新首相就任に至って、中日関係にはじめて転機が現れた。安倍首相のその年の10月の「氷を砕く旅」から、溫家寶中國國務院総理の翌年4月の「氷を溶かす旅」まで、更に福田康夫日本國首相の2007年12月の「春を迎える旅」に至るまで、中日関係はずっと回復に向かうとともに、いくらか発展が見られた。

 

安倍首相が中國を訪問した際、中日両國の指導者は戦略的互恵関係の構築について共通の認識に達した。溫家寶総理の訪日は、両國間の戦略的互恵関係の內容をいっそう豊かにし、それを目標が更に明確で、実行する可能性があり、著実で評価できる合意に変えた。それを基礎として、福田首相の訪中は日中の「創造的協力パートナーシップ」の構築を打ち出すとともに、2008年を日中関係の「飛躍的発展の年」にする決意であることを表明した。

 

胡主席の今回の訪日は、ほかでもなく中日関係が良好な発展の態勢を示し、しかも一層発展する重要なチャンスに際會している狀況の下で決まったものであり、「春めいてきた旅」と言えよう。胡主席の今回の訪日は両國のトップの共通の認識を実行に移し、2008年を本當に中日関係の「飛躍的発展の年」にするうえで、重要な役割を持つものであるばかりでなく、戦略の次元から、長い目で、日本側と共同で両國関係の今後の発展の青寫真を畫き上げ、新しい狀況の下における両國関係発展の重要な指導原則を明らかにし、両國間の実務的中長期協力の方向と重點分野を畫定し、中日関係のために長期安定した発展の骨組みを構築することであろう。

 

訪日の期間、胡主席は日本の朝野各界の人々に中國の発展戦略を紹介し、中國が確固として平和発展の道を歩むことを強調し、中國の発展が他國を脅すことはあり得ないという機會でもある。胡主席はまた、中國政府の対日政策を詳しく述べ、日本に最も重要な情報を発信し、それはつまり日本に善意を示し、日本をパートナーとし、戦略の次元から中日関係を認識し、それを把握し、「平和共存、世々代々の友好、互恵協力、共通の発展」という大きな方向を堅持し、共に恒久平和、共同繁栄の、調和のとれた世界の構築に力を入れるということである。

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