ポイント3:「安定の中で前進を求め、効率性を優先する」経済発展方針の堅持、経済の過熱化防止とインフレ抑制
報告では、価格水準全般の過激上昇を今年のマクロ調整の重要な任務とし、物価水準の上昇を抑制する9つの措置を示している。これはマクロ調整の基調が変わっていないことを意味し、今年は穏健な財政政策通過引締め政策が実施される。
マクロ調整の目標では、08年のGDPの成長率目標を8%、CPI成長率を約4.8%と明示した。GDP8%の成長率は、過去5年間の年平均10.6%から見ると、政府の経済成長モデルの転換を促すものであり、経済構造を改善し、経済発展における効率性を重視する意思がはっきりと表われている。「安定の中で前進を求め、効率性を優先する」という経済発展方針は、今後數年は変わることがないだろう。
ポイント4:人間本位の社會建設の加速化
政府活動報告によると、08年の財政予算における教育関連支出は前年比41.7%増の859億元で、これは農村児童の義務教育段階の授業料や雑費の免除、生活困窮學生援助政策の完備などに使われる。
醫療?衛生関連支出は、前年比86.8%増の約313億元で、エイズなど重大な伝染病の治療を無料し、ハンセン病も無料治療の範囲に組み入れる。農村合作醫療制度の試行範囲は、80%以上の県?市?區に広げられ、都市部住民のすべてが加入できる基本醫療保険の試行もサポートされることになっている。
「チャイナネット」2008年3月7日