『労働契約法』が実施されてから、社會(huì)にはこの法律が現(xiàn)実の狀況を先取りしており、改正する必要があるのではないかという様々な聲があるが、これについてどう考えているかという中國(guó)新聞社の記者の質(zhì)問に、労働?社會(huì)保障部の孫寶樹副部長(zhǎng)はこう答えた。
『労働契約法』が実施されてからまだ3カ月しか経っておらず、私はそれを改正するどころか、徹底的に実施することが必要だと考えている。
この法律は、中國(guó)のこの20年の労働契約面の実踐経験に基づいて制定したもので、起草や審議の段階で多くの階層の意見をまとめ、外國(guó)の経験や方法も參考にした。審議の段階では、繰り返し論証して改正し、全人代の常務(wù)委員會(huì)で高い得票數(shù)で通過した。
『労働契約法』の目的は、労働者と企業(yè)の権利や義務(wù)をさらに明確にし、労働者の合法的な権益を保護(hù)し、労使雙方の利益のバランスを図って、調(diào)和的で安定的な労働関係を構(gòu)築することにある。
『労働契約法』が公布されてから、労働者側(cè)は大いにこれを擁護(hù)し、大多數(shù)の企業(yè)も積極的な姿勢(shì)を示した。ところが異なる意見や見方も出ており、まとめると主に次の3點(diǎn)になる。
一、 固定期限のない労働契約の成立は、雇用メカニズムを硬直化させる。
二、 企業(yè)の人件コストが大幅に増え、正常な経営の維持に支障がある。
三、 投資環(huán)境や就業(yè)に影響を及ぼす。
以上の認(rèn)識(shí)は、『労働契約法』を全面的に理解できなかったか、あるいは誤解したものだと考えている。
固定期限のない労働契約は、多くの國(guó)では労働契約の主な形式である。そして『労働契約法』では、いくつかの條件を設(shè)定して契約解除を認(rèn)めており、『労働法』で定められていた契約解除の制限よりも緩和されている。
そのため固定期限のない労働契約は、「鉄お碗(終身雇用)」ではなく、雇用メカニズムが硬直化する可能性も少ない。『労働契約法』をきちんと実施すれば、企業(yè)の求心力も大きくなり、言い換えれば、大量の労働者が不安定であれば、企業(yè)の発展と革新にとってもマイナスになる。
人件コスト高騰の問題について『労働契約法』では、これについての2つの規(guī)定がある。一つは、労働契約解除の際に企業(yè)が賠償金を出さなければならない點(diǎn)で、もう一つは、テスト雇用期間中に、正式雇用時(shí)の給料の80%を支払わなければならない點(diǎn)だ。
この2つの規(guī)定により、人件コストが高騰すると考える企業(yè)は、かつて労働者の社會(huì)保険費(fèi)を納めなかった企業(yè)である。『労働契約法』では、社會(huì)保険費(fèi)用の納付を明確にしており、一部の企業(yè)にとっては大きなプレッシャーになっているが、この法定の義務(wù)を履行ぜず、労働者の合法的な権益を損なうことで高い利益を追求することは違法であり、法律を順守する企業(yè)にとっても不公平である。
雇用と投資環(huán)境への影響については、『労働契約法』を徹底的に実施することで、雇用の拡大や投資環(huán)境改善にプラスになり、完備された法律制度と調(diào)和のとれた労使関係は、投資環(huán)境の改善や雇用拡大につながると考えられている。
だが『労働契約法』の実施は、政府の職能転換や、企業(yè)や労働者の観念、慣行、利益構(gòu)成の調(diào)整にかかわるため、今は確かに困難に直面している。これを遂行するために、1)労働者や企業(yè)がこの法律を全面的に正確に理解し、きちんと実施できるよう宣伝作業(yè)に力を入れる、2)関連の法規(guī)の制定を急ぎ、企業(yè)に対する指導(dǎo)を強(qiáng)化する、3)監(jiān)督や労働爭(zhēng)議の調(diào)停に力をいれ、労働者の合法的な権益を適切に保護(hù)する、という3つの措置を?qū)g施していかなければならない。
「チャイナネット」2008年3月9日