今年の両會では「PM2.5」という新しい流行語が政府活動報告に初めて盛り込まれた。「われわれは生態(tài)環(huán)境と人民の健康を犠牲にして経済成長を図ることは斷じてせず、生産が発展し、生活が豊かで、環(huán)境の良い文明的発展の道を必ず歩むということを、行動によって世界に示さなければならない」。政府活動報告での溫家寶総理のこの言葉は力強く響き渡った。人民日報海外版が伝えた。

中國は環(huán)境保護の道をどう歩むべきか。代表や委員の熱い議論は止まない。

■環(huán)境保護が満足のいく成果を上げない理由

全人代開幕當日の政府活動報告で溫首相は2011年の省エネ?排出削減目標が未達成であることを率直に認めた。少し前に水利省の公表したデータも、水機能區(qū)の水質環(huán)境基準達成率がわずか46％、河床の38.6％が「三類水」基準に達せず、湖の3分の2が富栄養(yǎng)化しているなど、中國の水質汚染が深刻であることを示している。

環(huán)境保護の強化は長年叫ばれているのに、なぜ満足のいかない點がこんなにもあるのだろうか。代表や委員は環(huán)境保護意識が徹底していないこと、環(huán)境保護政策の実行が徹底していないこと、環(huán)境汚染コストの低さが大きな原因だと指摘する。

全國政協(xié)人口?資源?環(huán)境委員會の卜漱和委員は「多くの地方政府は企業(yè)を誘致し資金を導入するにあたり、高汚染?高消耗企業(yè)を湖や川沿いのエリアに建設している。一部企業(yè)は法規(guī)を遵守せず、隠れて汚染物質を排出しているのに、厳しく処罰されない。未処理の汚水の大量排出、農村での農薬や化學肥料の基準値超の使用によって、湖や河川は深刻に汚染されている。観光開発、ホテルや観光客の出す大量のごみによって汚染されている湖もある」と直言する。

農村の生活飲料水の安全性の問題に注目してきた全人代代表の潘雪紅?広西チワン族自治區(qū)霊山県黨委員會書記は「設備や管理體制の不備から、いまだに一部農村では生活飲料水の水質が衛(wèi)生安全基準に達していない」と指摘する。

■成長パターンの転換が前提條件

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