サウジアラビアを訪問中の胡錦濤國家主席は23日サウジアラビア諮問評議會で講演し、中國が調和の取れた世界及び中東を構築することについて考え方を述べた。
胡錦濤主席は講演で、「調和の取れた世界を構築するには各國の調和的共存とグローバル経済の調和的発展、それに違う文明の調和的進歩を実現することに力を注ぐことが必要だ」と強調した。
胡錦濤主席は中東問題に觸れ、「中東地域の安定と発展がなければ、世界の平和と繁栄はない」と述べ、「経済のグローバル化を背景に、互恵協力で発展を実現するべきだ」と強調した。
胡錦濤主席は「各國は世界の多様性と発展モデルの多様化を維持し、各國の伝統文化、社會制度、価値観と発展段階の違いを認めるべきだ」とした上で、「世界のあらゆる文明、あらゆる民族の協力を促し、人類の平和と発展を推進することに努力するべきだ」と述べた。
胡錦濤主席は中國の今後の発展目標と戦略を紹介し、中國が平和的発展の道を歩み、互恵共栄の対外開放政策を実施していく姿勢を重ねて表明した。
「CRI」より2006/04/24