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中國外交部副部長、東中國海問題を語る
発信時間: 2008-06-20 | チャイナネット

武大偉外交副部長は19日、東中國海問題をめぐる中日間の合意について談話を発表し、國內外の記者の質問に答えた。

一、中日間の3つの共通認識

第1、東中國海を平和?協力?友好の海とする。

第2、各自の法的立場を損なわぬ情況の下で、東中國海の1區域を選び共同開発を行う。

第3、日本企業は中國の法律、すなわち「中華人民共和國海洋石油資源採掘対外協力條例」に照らし、春暁ガス田の開発協力に參加する。

二、共通認識には2つの重要な前提

第1、當該共通認識は東中國海における中國側の主権と管轄権を損なわず、東中國海の関係問題における中國側の法的立場と主張を損なわない。中國側は東中國海の境界畫定問題において、日本側の主張するいわゆる「中間線」を認めないし、中日間には「中間線」確定の問題も存在しない。

第2、日本側は中國の法律に基づいて春暁ガス田の協力に參加することに同意し、中國法の管轄を受け入れ、春暁ガス田の主権が中國に屬すことを認める。開発協力は世界によくあることで、外國企業は中國の沿海で、中國企業は外國で開発協力を行う。

中國の関係石油會社は以前、春暁ガス田でユノカル、シェル石油と協力を行ったが、両社は経営上の理由で撤退した。日本企業が中國の関係法に基づき春暁ガス田の協力に參加することの性質は、ユノカル、シェル両社の時と全く同じだ。

三、東中國海大陸棚の境界畫定における中國側の立場

中國側は大陸棚の自然延長の原則による東中國海の境界畫定問題の解決を主張していることに対し、日本側は「中間線」を主張している。この紛爭は短期間では解決困難だ。この問題を適切に処理せず、東中國海問題の紛爭がますます激しくなるに任せては、中日関係の大局が阻害される。中日関係を順調に前進させるため、中日雙方は主権問題に及ばない情況の下で、過渡的な対処を講じ、この問題が中日関係の安定した発展の障害になることを回避する決意をした。共同開発に関する雙方の共通認識は、この過渡的な対処だ。

早くも30年前に、中國の指導者は海洋権益問題の解決において「紛爭を棚上げにし、共同開発する」構想を打ち出した。共同開発に関する中日雙方の共通認識は、つまりこの構想の具體的な実踐であり、中國側の一貫した立場を體現するものだ。東中國海における中日の大陸棚境界畫定問題は、今後雙方が協議を通じて解決する必要がある。

四、東中國海問題の適切な解決は中日雙方の利益に合致

中日両國は共にアジアと世界に重要な影響力を持つ國だ。今回雙方が共通認識に至ったことは、雙方には対話と協議を通じて、両國関係中の敏感な問題を適切に処理する能力と誠意があることを示すものだ。この問題の解決は東中國海の平和と安定、エネルギー等の分野における中日の互恵協力の強化、中日関係の健全で安定した発展にとってプラスだ。中日関係の改善と発展は両國および両國民の根本利益に合致し、アジアと世界の平和?安定?発展にも有益だ。

「人民網日本語版」2008年6月20日

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