米國で最も影響のある週刊誌「タイム」は5日、「圧勝」という言葉で民主黨のバラク?オバマ候補の米大統領當選を表現し、待ちに待った言わんばかりの口調で「ブッシュの後、共和黨からの大領領はこりごりだ」と述べ、次のように続けた。「環球時報」が伝えた。
將來の歴史家が08年の大統領選を振り返る時、オバマが第44代大統領になったことや、黒人が初めて大統領になったという事実がそう注目を集めることはないだろう。彼らが思い返すのは、共和黨は8年間の執政で支持率が20%に落ち込み、米國経済を混亂に巻き込んだこと。米國人はもう共和黨の大統領を望まなくなったこと。それに、オバマが変革によって誕生した候補であるということだ。
ブッシュ政権が8年間で築いた「業績」といえば、最初から最後までイラクの大規模な殺戮武器が見つからず、ジェシカ?リンチ上等兵がかつてイラク人の捕虜となり、アフガニスタンが崩壊の危機に陥り、エンロン、ワールドコム、ベアー? スターンズ、AIG、ファニー?メイ、フレディ?マックといった大手が経営破たんしたことのほか、社會保障システムが私有化され、7千億ドルの金融安定化法案が成立したこと、などなどだ。だが、オバマが今のこの國をうまく調整できれば、歴史家はこの日を記憶にとどめることだろう。
「人民網日本語版」2008年11月6日