胡錦濤國家主席は15日、米ワシントンで開かれている20カ國?地域(G20)の金融サミットで、「協力を通じて共に困難な局面の打開を」と題する基調講演を行い、現在の世界的な経済?金融危機に対し、次の4つの改革措置を打ち出した。
(1)國際金融管理に関する協力を強化し、國際監督システムを整備し、評価機関の準則を確立。世界の資本流動の監督に力を入れ、各金融機関と仲介組織の監督を強化し、金融市場とその商品の透明度を高める。
(2)國際金融機関の改革を推進し、國際金融機関の政策決定層の選出メカニズムを改革し、発展途上國の國際金融機関における代表性と発言権を高め、世界範囲の、特に主要國際金融センターの早期警報システムをできるだけ早く構築。國際金融機関內部の管理構造を改善し、(経済?金融)危機に対応するリアルタイムで有効な救済メカニズムを構築し、國際金融機関の適切に職責を履行する能力を高める。
(3)地域的な金融協力を促し、流動的な相互協力の能力を強化し、地域的な金融インフラ施設の建設を進め、地域の資金救済メカニズムの役割を十分に発揮する。
(4)國際通貨システムを改善し、國際通貨システムの多元化を著実に進め、世界の貨幣體系の安定を共同で支える。
?人民網日本語版?2008年11月16日