米國(guó)のヒラリー?クリントン國(guó)務(wù)長(zhǎng)官は20日、北京に到著する。クリントン長(zhǎng)官は訪中でどのようなメッセージを送ることになるのか。クリントン長(zhǎng)官が出発前に行ったスピーチはこの點(diǎn)で意義深いものだった。クリントン長(zhǎng)官は、「（興隆しつつある中國(guó)を敵と見(jiàn)る人もいるが）事実はこれと反対だ。米中両國(guó)は互いの成功に貢獻(xiàn)することができるし、その中から利益を得ることもできる。雙方は互いに関心を持つ分野で協(xié)力し、チャンスを共有することができる」と語(yǔ)り、「同舟共済（同じ船に乗ったものが力を合わせて川をわたる）」という中國(guó)の熟語(yǔ)を引用して両國(guó)の相互依存関係を形容し、共に難関を切り抜けることへの希望を示した。この講話は聴衆(zhòng)に深い印象を與えた。
國(guó)務(wù)長(zhǎng)官就任後初となるクリントン氏の海外訪問(wèn)は大きな関心を呼んでいる。とりわけ注目を受けているのが中國(guó)訪問(wèn)だ。ワシントンポストは國(guó)際面トップに「中國(guó)は今回の訪問(wèn)の中心」との見(jiàn)出しを掲げた。クリントン長(zhǎng)官のアジア訪問(wèn)の要は中國(guó)だとの見(jiàn)方は米國(guó)の世論にも広がっている。
中米関係には現(xiàn)在、3つの特徴がある。第一に、中米両國(guó)はすでに、経済や貿(mào)易の分野で互いを切り離すことのできない利益関係を形成しており、「栄枯を共にする運(yùn)命共同體」となっている。米國(guó)の経済學(xué)者のファーガソン氏はこれを「チャイメリカ（Chimerica）」と命名した。中米両國(guó)の年間貿(mào)易額は3千億ドル以上に達(dá)しており、米國(guó)にとって中國(guó)はカナダに次ぐ2番目の貿(mào)易パートナーとなっている。両國(guó)間では毎日5千人以上の旅客が飛行機(jī)で太平洋を越えている。中國(guó)の戴秉國(guó)?國(guó)務(wù)委員も、「中米両國(guó)の共同利益のきずなはますます緊密となっている」と述べている。
第二に、両國(guó)関係の重要性は二國(guó)関係のカテゴリーを越え、世界的な意義と影響を持っている。そのことは、朝鮮半島やイランの核問(wèn)題、テロ防止、不拡散などの分野で體現(xiàn)されていると同時(shí)に、気候変動(dòng)やエネルギー安全保障、金融危機(jī)などの分野でも明らかとなっている。クリントン長(zhǎng)官に隨行している高官には、オバマ大統(tǒng)領(lǐng)が新たに任命したトッド?スターン気候変動(dòng)特使が加わっている。クリントン長(zhǎng)官自身も、米ゼネラル?エレクトリックと中國(guó)が北京郊外に共同で設(shè)立したクリーン発電所への見(jiàn)學(xué)を希望している。クリーンエネルギーの開(kāi)発や溫室ガスの排出などでの協(xié)力開(kāi)拓もクリントン長(zhǎng)官の今回の訪問(wèn)の重要なテーマだ。
第三に、晴れの日もあれば雨の日もあったこの30年間を経て、米國(guó)の民主黨と共和黨の両黨は、「一つの中國(guó)」問(wèn)題で共通認(rèn)識(shí)を形成し、中國(guó)の利益と関心事に対してもはっきりとした認(rèn)識(shí)を持つようになり、中國(guó)の興隆を理性的?客観的?平和的な態(tài)度でながめることができるようになった。共和黨の大統(tǒng)領(lǐng)は両國(guó)関係の門(mén)を開(kāi)き、民主黨の大統(tǒng)領(lǐng)は國(guó)交樹(shù)立を?qū)g現(xiàn)した。クリントン大統(tǒng)領(lǐng)の任期中に中國(guó)はWTOに加盟し、ブッシュ大統(tǒng)領(lǐng)の任期中に中米両國(guó)は「ステークホルダー」であり建設(shè)的協(xié)力者であるとの立場(chǎng)が形成され、包括戦略対話や戦略経済対話など60以上の対話メカニズムが構(gòu)築された。オバマ大統(tǒng)領(lǐng)の新政府からも、「さらに広範(fàn)で」「積極的な協(xié)力関係」を中國(guó)と築いていきたいという意向が伝わってきている。クリントン長(zhǎng)官は出発前、両國(guó)間のハイレベル対話のメカニズムをどのようにランクアップし切り開(kāi)いていくかを中國(guó)のリーダーと話し合う予定だと語(yǔ)った。
一般的に言って、米國(guó)政府の交替後の中米関係は、まずは落ち込んでから徐々に上がっていくという曲線をたどることが多い。だが今回は、両國(guó)関係が著実に発展していることや共に直面する問(wèn)題が多いこと、オバマ大統(tǒng)領(lǐng)の外交新思考やクリントン長(zhǎng)官の中米関係への重視などを受け、中米両國(guó)は米國(guó)政府の交代に伴う遠(yuǎn)回りを避け、安定した移行を?qū)g現(xiàn)することができそうだ。（「人民日?qǐng)?bào)海外版」コラム「望海樓」より）
「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2009年2月20日
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