「広州市人民代表大會常務(wù)委員會：重大事項の討議?決定規(guī)則」が1日に施行された。今後、民生関連の重大事項は市人民代表大會常務(wù)委員會に報告し、同委員會で討議のうえ決定することとなる。政府が越権して行政決定を行った場合、人民代表大會常務(wù)委員會は法に基づきこれを取り消すことができる。

憲法と法律は、重大事項の決定権を、各レベルの人民代表大會およびその常務(wù)委員會の重要な権力として定めている。広州市人民代表大會は2001年にいち早く関連規(guī)則を制定したが、何を重大事項とするかの線引きが明確でなかった。広州市人民代表大會常務(wù)委員會は昨年10月、重大な政策決定の科學(xué)化、民主化、法制化をさらに推し進め、過ちを回避するために同規(guī)則を改正した際、（１）関係法の規(guī)定に基づき重大事項の範囲を決定する（２）本市の全局性、根本性、長期性に関わる重大問題を重大事項とする（３）無數(shù)の人民大衆(zhòng)の切実な利益に密接に関係する、人民大衆(zhòng)が一様に関心を寄せ、強く解決を求める問題を重大事項の範囲に組み込む??ことを決定した。

以上の原則に基づき、改正「規(guī)則」では、「市本級財政決算」「市本級予算超過収入の使用狀況」「區(qū)?県級市行政區(qū)畫の調(diào)整と行政區(qū)域の名稱変更」「市人民政府業(yè)務(wù)部門の設(shè)立?増加?減少あるいは統(tǒng)合」「都市制御の詳細な計畫と歴史文化區(qū)保護計畫の編成」「市人民政府の國有資産出資者の職責と國有資産の監(jiān)督管理の履行狀況」「市人民政府の法治行政の履行狀況」など11の項目が市人民代表大會常務(wù)委員會で討議?決定する重大事項の範囲に組み込まれた。

民生に小事はない。改正「規(guī)則」の目玉の1つは、民生に関わる重大問題を重大事項の範囲に組み込み、巨視的には科學(xué)?教育?文化?衛(wèi)生?スポーツ事業(yè)の発展計畫と重大な措置、都市の全體計畫、土地利用の全體計畫、環(huán)境保護、公共事業(yè)、公共サービス価格の調(diào)整、社會保険基金の収支?使用まで、具體的には土地の収用、ゴミの焼卻、発電所の建設(shè)地の決定までを、従來の「政府決定」から「人民代表大會常務(wù)委員會で決定する」重大事項へと変えたことだ。

改正「規(guī)則」は重大事項の範囲を整理した上で、その扱いを3つに細分している。これを踏まえ、人民代表大會は政府が越権して行った決定を法に基づき取り消すことができる。

広州市人民代表大會常務(wù)委員會の擔當者によると、人民代表大會常務(wù)委員會は今後、パブリックコメント、調(diào)査?研究などによって市民の參加を拡大するほか、公聴會や専門家會議の開催によって、民生の大事を始めとする重大事項の討議?決定の質(zhì)を不斷に高め、確保する方針だ。

「人民網(wǎng)日本語版」2010年1月5日

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