外交部の姜瑜報道官は13日に北京で行われた定例記者會見で、「國連気候変動枠組み條約の締約國が『京都議定書』を忠実に履行することは気候変動への対応における國際協力に重要な意義がある」と述べた。
姜瑜報道官は「『京都議定書』は先進國が2008年から2012年までの二酸化炭素排出の削減義務を明確に規定している。しかし、多くの先進國の二酸化炭素排出量はこの規定を大幅に超え、削減の義務を履行していない。第1回の約束期間が終了する『京都議定書』に代わる『新しい気候変動枠組み條約』の提出は自らの責任を回避するものだ。中國は協議を通じて合意した『京都議定書』を含む法的拘束力のある條約を支持する」と述べた。
さらに、「気候変動枠組み條約の締約國會議で成果を上げたければ、『バリ?ロードマップ』を踏まえ、『共通だが差異ある責任』の原則を堅持する必要がある。まず、先進國および枠組みの非締約國の第2回約束期間の総量削減義務を明確にする。次に、途上國は持続可能な発展の枠組みの下で、徐々に排出量を削減していく。気候変動枠組み條約が定める『共通だが差異ある責任』との原則を否定すれば、協議の基礎が失われるため、中國を含む発展途上國は受け入れることができない」と強調した。
?中國國際放送局 日本語部?より2010年4月14日