核安全保障サミットと新興4カ國「BRICs」第2回首脳會議への出席、およびブラジル訪問を終えた胡錦濤國家主席は、青海省玉樹チベット族自治州玉樹県で大地震が発生し、多數の死傷者が出ていることを受け、その後のベネズエラとチリへの訪問を延期し、日程を繰り上げて帰國することを決定した。溫家寶総理も22-25日に予定していたブルネイ、インドネシア、ミャンマーへの公式訪問を延期した。
胡主席は現地時間14日深夜にチリのピニェラ大統領、15日未明にベネズエラのチャベス大統領とそれぞれ電話會談し、青海省地震の被害狀況を説明。「現在中國政府は『抗震救災』(地震と戦い被災者を救う)の闘爭態勢を急いで整えている。この困難な時にあって私は、早急に帰國し、我が國の人民と共に『抗震救災』活動に身を投じなければならない。このため、外遊日程を調整し、チリとベネズエラへの訪問を延期せざるを得なくなった」と表明した。
ピニェラ大統領とチャベス大統領は胡主席による訪問延期の決定に完全な理解を表明するとともに、青海省の深刻な地震被害に、最も沈痛な哀悼の意と心からの慰問の意を表した。
BRICs第2回公式首脳會議に出席したブラジル、ロシア、インドの首脳も青海省の深刻な地震被害に心からの慰問の意を表明。會議の繰り上げ開催と日程の短縮を決定した。胡主席はブラジル側と協議のうえ、同國訪問の日程も短縮した。
「人民網日本語版」2010年4月16日