湖北省人民代表大會常務委員會は24日午後、「湖北省就業促進條例案」を審議した。審議過程がネット生中継された點が従來と異なる。ネット中継によって法規の審議過程がありのままに市民に伝えられた。これは全國でも初めてのことだ。
曹亦農委員はプレッシャーを感じたと率直に認める。「われわれは、より良く職責を履行し、審議の質や作業効率を高めるよう促されることになる。審議過程をネット中継することで、立法機関と市民の相互作用が実現する。メディアを通じて市民の意見を直接集めることができるし、以前意見を提出した市民は自分の意見が十分に反映されているかどうか直接理解することができる」と指摘する。
湖北省人民代表大會常務委員會弁公庁は5日、社會各方面の意見をより幅広く聴取するため、「湖北省就業促進條例案」修正草稿の全文をウェブサイト上に公開した。現在までに500件余りの意見が寄せられているという。湖北省人民代表大會法制委員會は同案の審議において、このうち100件余りの意見を真剣に取り入れ、原案の17カ所に修正を加えた。
湖北省人民代表大會常務委員會の範興元秘書長は「民主的な立法を実行し、一般市民に人民代表大會の立法過程を理解してもらうことは、立法の質の向上にプラスだし、公民の知る権利、參與権、表現権、監督権の保障の十分な具體化でもある」と指摘する。
「人民網日本語版」2010年5月25日