ロシア最大の石油企業(yè)ロスネフチと米國(guó)2位の石油企業(yè)シェブロンは17日、黒海の大陸棚の石油開(kāi)発協(xié)力に関する合意文書(shū)に調(diào)印した。ロスネフチは黒海の採(cǎi)掘可能地點(diǎn)は180カ所に上ると見(jiàn)ている。ロシア、ウクライナ、ルーマニア、ブルガリア、トルコ、グルジアといった黒海沿岸諸國(guó)は、いずれも黒海の石油開(kāi)発に強(qiáng)い関心を示している。グルジア外務(wù)省は21日、外交ルートを通じてロ米の石油開(kāi)発協(xié)力合意の詳細(xì)を把握する考えを表明した。
米ロ関係の「再始動(dòng)」以來(lái)、両國(guó)間の協(xié)力分野は一定の拡大を見(jiàn)せているが、その背後には相互妥協(xié)の要素がかなりある。今回の合意では、ロシア側(cè)がエネルギー?資源大國(guó)としての余裕を見(jiàn)せつける一方、米側(cè)は世界一のエネルギー消費(fèi)大國(guó)の焦りを隠しきれなかった。メキシコ灣原油流出事故は依然解決せず、米國(guó)近海の石油開(kāi)発は再び禁止され、代替エネルギーでは「遠(yuǎn)くの水では現(xiàn)在の渇きをいやすことができない」という情況の下、米國(guó)のエネルギー戦略において、中東以外に新たな石油供給ルートを求めることは、いささかやむを得ない選択となっている。
しかし、トゥアプセ付近の海域に眼光を定めることが米國(guó)にとって危険な一手であることは間違いない。これによってグルジアとロシアの衝突の傷痕を再び開(kāi)く可能性が高いし、ルートの多様化を通じてエネルギー安全保障を図る米國(guó)にとって新たな不安要因となるおそれもあるのだ。米政府が「これは企業(yè)の行為だ」と主張しても、グルジアがそうは思わないのは明らかだ。
「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2010年6月23日