中國人民解放軍の馬暁天副総參謀長は1日、中米雙方にとってふさわしい時期でさえあれば、ゲーツ米國防長官の訪中を歓迎する考えを表明した。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
馬副參謀長は同日、國際學術シンポジウム「食糧安全保障:中國と世界」の合間に取材に応じ、「われわれは今も、(中米)雙方にとってふさわしい時期に、長官の訪問を歓迎する立場だ」と述べた。
昨年のオバマ米大統領訪中時の「中米共同聲明」は、ゲーツ長官の年內訪中を定めている。だが今年初めに米國が臺灣への総額63億9200萬ドル相當の武器売卻を決定したことを受け、中國側はその深刻な危害性と中米両軍関係にもたらす強い悪影響に考慮し、両軍の相互訪問の一時停止を決定した。
馬副參謀長は「中米両軍関係が現在の困難を克服し、健全で安定した発展の道に戻れるか否かの鍵は、米側が中國側の核心的利益と重大な懸念を的確に尊重し、臺灣への武器売卻や艦載機偵察など両軍関係の重大で敏感な問題の解決において誠意を示し、両軍関係の修復と健全な発展に向けた條件を整えられるか否かにかかっている」と繰り返し表明している。
「人民網日本語版」2010年7月2日