中國共産黨中央弁公庁と國務院弁公庁はこのほど、「配偶者と子女が海外移住した國家幹部の管理強化に関する暫定規定」を発表した。それによると、國家幹部は配偶者と子女の海外移住狀況を書面で報告を提出しなければならない。
一時期、一部の幹部は自分の権力を利用して、妻子を海外に移住させたり、不法収入を海外に移転したりするほか、將來の自分の逃走手段も用意した。このように、一人で國內に殘り、親族をすべて海外に移住させた國家幹部は「裸官(ロウグァン)」と呼ばれている。
北京大學政府管理學院の李成言教授は『人民日報』のインタビューに答え、「中央と地方の政府はここ數年、『裸官』に対して、いくつかの規定を打ち出した。國家幹部にその配偶者と子女の海外移住狀況を報告させるのは、腐敗防止と権力の監視を強化するためである」と述べた。
『南方日報』は論評を発表し、「國家幹部が個人狀況を報告するのは、上級部門への報告だけでなく、さらに國民からの監督を受けるためである。また、幹部の資産の報告制度をできるだけ早く実施することが、汚職幹部の海外逃亡システムを健全化させることになる」としている。
?中國國際放送局 日本語部?より2010年7月26日