日本で発行されている中國語紙「中文導報」は3日「日本の政界に中國の體制をうらやむ聲が上がる」との記事を掲載した。記事は「最近、日本社會は日本式の民主政治と選挙制度の裏にある落とし穴について考え直している。これと同時に、政官財各界の有識者は図らずして一斉に視線を中國に注ぎ、中國の體制を稱賛しうらやむ聲が上がっている。これは體制面で中國と參考にし合いたいという日本の願望の現われだ」としている。記事の概要は以下の通り。
8月2日、衆參両院が大きなねじれ狀態にある中、臨時國會が開幕した。7月の參議院選挙で與黨?民主黨が大敗したことで、日本の政治は「ねじれ國會」の窮地に陥った。不安定な政治に足を引っ張られ、日本の経済と社會は「失われた20年」から抜け出せないままでいる。
それと比べ、中國は30年余りの改革開放と安定した発展を経て、経済力ではすでに日本と肩を並べるまでになった。中國人民銀行(中央銀行)の易綱副総裁(國家外國為替管理局局長)は先日、「中國はすでに日本を抜いて世界第2の経済大國になった」と明言した。この過程で経済成長を支え、保障したのは、安定した政治構造、制度化された人材育成システム、活力に満ちた地方分権だ。
最近、日本社會は日本式の民主政治と選挙制度の裏にある落とし穴について考え直している。これと同時に、政官財各界の有識者は図らずして一斉に視線を中國に注ぎ、中國の體制を稱賛しうらやむ聲が上がっている。これは混亂した日本政治と厳格な行政指導が人々に與えた焦りや無力感の現われであると同時に、體制面で中國と參考にし合いたいという日本の願望の現われでもある。