資料寫真:米韓海軍の主力軍艦13隻は7月26日に日本海で軍事演習を行った。
米國防総省報道官は先日の記者會見で、韓國西部海域(黃海)で実施する一連の米韓合同軍事演習に空母「ジョージ?ワシントン」を派遣する方針を自ら明らかにした。7月中旬の発表からは180度の方針転換だ。(文:羅援?中國軍事科學學會副秘書長、「解放軍報」より)。
中國政府は「外國軍の艦艇や航空機が黃海など中國近海で中國の安全保障上の利益に影響を與える活動を行うことに斷固反対するとともに、中國側の懸念と立場を厳粛に真剣に受け止めるよう関係方面に促す」と繰り返し表明してきた。しかし「樹靜かならんと欲すれども風止まず」。米國は執拗に空母を黃海に派遣して挑発しようとする。一體これは何のメッセージを伝えているのか?筆者は少なくとも米國が依然3つの「主義」を奉じていることの誇示と見ている。
1つ目は、覇権主義。「天下は俺様の言いなり。行きたければどこへでも行く。他人は干渉する権利がない」----。米國の覇権メンタリティーの哲學基盤は、一部米國人の心に根深く存在する「マニフェスト?デスティニー」だ。この理論は、アメリカ民族は世界で最も優秀な民族で、その世界に対する指導的地位は神の決めたものであり、逆らうことはできない、と考える。このため米國人は世界の全てを一手に引き受け、事あらば世界のどこにでも出現しようとする。だが往々にして、米國人の出現によって現地はさらに混亂する結果となる。