29日付けの人民日報は、中國とロシアが発表した「戦略的協力パートナーシップの全面的深化に関する共同聲明」を掲載した。共同聲明の要旨は以下の通り。
ロシアのメドベージェフ大統領が2010年9月26日から28日にかけて中國を公式訪問した。中國の胡錦濤主席と首脳會談を行ったほか、中國全國人民代表大會常務委員會の呉邦國委員長、國務院の溫家寶総理、習近平副主席とも個別に會談した。
両國首脳は中ロ戦略的協力パートナーシップのこれまでの歩みを振り返り、両國間の協力がここ數年、各分野で目覚しい進展を遂げていることを高く評価した。政治レベルでは相互信頼や実務協力の進展、國際問題?地域問題における意思疎通の継続がみられ、國民レベルでは相互理解と友情の深まりなどがみられることを確認。戦略性と長期性をそなえた両國関係が現在の國際関係における重要な安定要素となっていることを指摘した。
両國首脳は世界が大変革?大調整?大発展を迫られるなか、多極化と経済グローバル化の深化や、平和発展の流れの高まり、國家間の相互依存の緊密化、多國間主義と國際関係の民主化の浸透がみられ、開放?協力、互恵ウィンウィンの原則が國際社會の主な共通認識となっていることで一致した。雙方は各分野での協力を強化し、発展路線の選択や國家主権?安全?領土保全の尊重、世界の平和と安定の維持、公正かつ合理的?民主的な國際秩序の構築などの面で連攜の強化をはかる。(編集YT)
「人民網日本語版」2010年9月29日