外交部は4日、定例記者會見を開催し、洪磊報道官が記者の質問に答えた。內容は次の通り。
―最近、中國と隣國との関係緊張が次第に激しさを増しているという聲があがる一方で、中國と隣國との信頼関係は強まっているとの意見もある。隣國関係の現(xiàn)狀について伺いたい。
中國と近隣アジア諸國との高層レベルでの交流は、今年も引き続き活発に行われている。中國は、インド、インドネシア、ベトナム、ミャンマー各國と、「友好年」をテーマとして、各種各様の記念イベントを開催、雙方の國交樹立60周年を祝福している。以前から続いている中國と近隣アジア諸國との友情、親しい友好関係と相互信頼、相互利益がもたらされる協(xié)力と世代を超えた友好関係について、各國國民は深い印象を心に刻んでいる。
中國は今年も、アセアン関連事業(yè)を継続させ、今後の発展の道を開拓している。閉幕したばかりの中國?アセアン首脳會議において、溫家寶首相とアセアン加盟各國首脳は、「中國?アセアン関係は、最も実務的で內容豊か、全面的で活況に溢れた効果の高い戦略関係だ。今後も平和の発展をテーマに、友好協(xié)力を主軸とし、経済の持続可能な発展を一層重視し、全方位型の相互交流をさらに強化し、社會?人文交流や東アジア一體化建設をより重視し、各國の國民にさらなる幸福をもたらし、アジア全體の平和、安定、発展、繁栄に前向きに貢獻していく」との認識で一致した。
二國間あるいは地域間の交流ではどのアジア諸國も次のような認識を示していることに注意を向けるべきだ。
アジアの平和と繁栄、世界の経済成長、國際金融體系の改革を推し進める上で、中國の総合的な國力と影響力の急成長は、多大に貢獻している。近隣アジア諸國と中國との新たな協(xié)力関係は、時間と目まぐるしく変化する國際情勢による試練を経験した。隣國との友好関係?協(xié)力強化は、確固不動たる中國の國家政策であり、アジア諸國の発展とアジア全體の平和、安定、繁栄の促進にとって、特別な意味を持っている。
中國と近隣アジア諸國との関係は発展、進歩を続けている。この事は、誰も捻じ曲げることのできない事実だ。
「人民網日本語版」2010年11月5日