黨中央と國務院は11月15日に上海で大火災事故が起きたことを重視し、孟建柱公安部長(國務委員)を15日深夜、現地に派遣した。孟部長は國務院の作業チームを率いて急遽上海入りし、救援活動と事後処理を指導した。上海市の黨委員會と政府は消火?救出活動を全力で組織し、死傷者の減少に努め、現在も関係処置と事後処理を続々と展開している。
孟部長は16日午前1時に上海に到著すると、直ちに火災現場へ行き、最新の狀況を把握した。孟部長は公安?消防部隊がビル內を隈無く何度も捜索しながらも、なお最後の努力を放棄していないことを知ると、「火災はすでに鎮火した。今最も喫緊の任務は、生存者の捜索と救出に全力を盡くすことだ。いかなる死角も逃さず、一筋の希望も放棄しないように」と強調した。孟部長は午前2時半に會議を招集し、胡錦濤総書記と溫家寶総理からの重要な指示の精神を伝え、上海市の黨委員會と政府から事故狀況の報告を受けたほか、國務院事故調査チームの設置を発表した。
15日午後2時頃、上海市靜安區膠州路の約30階建てのマンションで火災が発生し、一時はビル全體が炎と煙に包まれた。現在までに53人の死亡が確認されている。すでに負傷者は適切な手當を受け、全入居者の避難先も用意された。早朝には第1期臨時見舞金が給付され、心理的ケアのプログラムも始まった。
「人民網日本語版」2010年11月17日