中國の李輝?駐ロ大使は溫家寶総理のロシア訪問を前に中ロメディアの共同取材に応じ、「溫総理の訪ロは今年の中ロ関係における大きな出來事であり、中ロの戦略的協力パートナーシップの一層の推進と善隣友好関係の発展、経済貿易やエネルギー分野の実務協力の深化にとって重要な意義を持つ。両國関係の全般的発展を促すに違いない」と述べた。
李大使は「ロシアで溫総理はプーチン首相と第15回中ロ首相定期會談を行う。雙方は両國の実務協力の強化について幅広く意見交換し、政治?経済貿易?科學技術?エネルギー?人?文化分野の一連の重要文書に署名する」と説明した。
また「両國首脳が繰り返し言及しているように、中ロ関係は現在、歴史上最良の時期にある。中ロ関係は今日の世界における國家間関係、特に大國関係の模範だ。今年に入り、中ロ関係はさらに健全に発展し、顕著な成果を上げている。両國首脳は緊密な接觸や交流を維持し、雙方の政治的相互信頼が不斷に深まっている。今年、両國元首は2國間や多國間のレベルで會談を行った。5月9日には胡錦濤國家主席がモスクワで祖國防衛戦爭戦勝65周年祝典に出席した。9月にはメドベージェフ大統領が國賓として訪中した」と指摘した。
李大使はさらに「中ロ両國の経済貿易協力はすでに金融危機の影響を脫し、良好な発展の基調を呈している。中ロ両國はエネルギー協力で重要な突破口を開いた。中ロ石油パイプラインの竣工、天津での中ロ精油事業の著工は、石油協力の新たな進展を示すものだ。このほか、電力網の改良や省エネ技術分野の協力もスタートした」と指摘した。
「人民網日本語版」2010年11月22日