朝鮮半島にとって昨年は多難の時期であったと言えよう。「天安」事件によってもたらされた朝鮮半島情勢の緊張は、南北の海上交戦事件によってさらに高まり、「衝突」「対立」「挑発」という不協和音が朝鮮半島のキーワードとなっり、北東アジア全體が焦臭くなった。一連の軍事活動の煽りを受け、緊張は螺旋狀に高まり、戦爭の瀬戸際まで追いやられるところだった。「光明日報」が伝えた。
朝鮮半島情勢の持続的な緊張は6カ國協議のプロセスにも回避しがたい悪影響をもたらした。08年12月の首席代表會合以降、各國は調整を繰り返してきたが、結局は相互信頼の不足と対立の深さのために、6カ國協議を再開して互いの懸念を解決し、具體的な合意を得ることができなかった。協議再開への力は及ばず、停滯狀態(tài)が続いた。
朝鮮半島の核問題の解決には數々の困難がつきまとう。これは確かに事実だ。だが困難を理由に話し合いを避けることはできない。6カ國協議が停滯し続ければ、各國は勝手に行動し、次第に遠ざかるのみだ。その結果は決してウィンウィンではなく、共倒れだ。関係各國がテーブルに著き、関心を共有する問題について誠意ある意見交換をして初めて、相互理解を深め、相互信頼を徐々に築き、さらに共通認識を積み重ね、適切な解決策を見出すことができる。必要なのは対立ではなく対話だ。対峙ではなく和解だ。戦爭ではなく平和だ。これは朝鮮半島とこの地域の人々の切なる願いであり、國際社會の普遍的な期待であり、平和と発展という時代の潮流にも合致する。各國が共同で努力すべき方向はこれだ。