現(xiàn)在各地で両會(政協(xié)會議と人民代表大會)が開催されているが、これらの政府活動報告や第12次五カ年計畫で頻繁に使われている言葉が「人民を幸福にする」だ。このほど人民網(wǎng)は幸福感を左右する要素について調査を行い、ネットユーザーの幅広い関心を集めた。
調査には20日午後9時までに延べ1萬1519人が參加。幸福感を左右する要素として3割以上のネットユーザーが選択したのが「経済狀況、生活の質」と「権力の規(guī)範、公共サービス」だ。選択割合は前者の方がやや高かった。権力行使の規(guī)範化が、収入の増加と同様に幸福感を左右する要素となっていることがわかる。ネットユーザーは政府が法に則って行政にあたり、公務を改善し、幸福感へのマイナス要素を取り除くことに大きな期待を寄せている。
回答者の34.4%(3957票)が幸福感を左右する最大要素として「経済狀況、生活の質」を挙げた。収入改善と生活の質の向上が幸福感の基礎であることを示すものだ。
調査からは人々の幸福の捉え方の変化が見てとれる?;卮鹫撙?1.4%(3612票)が幸福感を左右する最大要素として「権力の規(guī)範、公共サービス」を選択したことは注目に値する。政府が自らの権力を規(guī)範化し、社會公正を貫いて初めて、民衆(zhòng)の幸福は確かなものとなる。公共サービスによって先行きの安心感を與え、人々の幸福感を著実に高めるうえで、政府の働きは大きい。
回答者の27.7%(3194票)が生活上の幸福感と最も密接に関係する要素として「社會保障、體面の尊重」を挙げた。體面や尊厳の保たれた、保障のある生活は幸福の重要な目安だ。
このほか「社會參與、価値の実現(xiàn)」を選択した回答者も6.6%(756票)いた。民主政治が著実に推し進められている今日の中國では、社會參與や人生の価値の実現(xiàn)への関心が高まっていることがわかる。
「人民網(wǎng)日本語版」2011年2月21日