全國人民代表大會代表で中國航天科工集団の馬傑氏は9日、同社が自主開発した「民用ミサイル」と呼ばれている「天網1號」が、広州アジア大會で全天候での任務を終えたと発表した。この安全保障システムは今後、大型イベントや「平安都市」づくりで実用化される予定だ。
馬氏の紹介によると、天網1號は主に低空でゆっくり飛行する小型の目標を対象に開発された。この開発成功により、大型イベントの安全保障面で主催者の懸念を解消するなど世界的難題が克服された。
大型イベントの會場に疑わしい小型の飛行物體が現れ、低空でゆっくり近づいてきて、何千何萬という群衆に脅威を與える可能性がある場合、重兵器を使って撃ち落せば?「大砲で蚊を撃つ」ようなもので、高層ビルが林立し、人口密度の高い大都市では予想だにしない代償を支払うことになりかねない。
そこで開発されたのが天網1號という検知遮斷システムで、晝夜を問わず見張りをし、微音、無煙、無炎、無光の「エコ」な発射方式が採用され、3、4メートルの距離範囲の疑わしい目標を高精度のネットで遮斷する?
?中國網日本語版(チャイナネット)? 2011年3月11日