米政府高官は13日、米航空母艦「ロナルド?レーガン」が日本に救援活動に向かっていた際、原子爐から放出された放射性物質を含む蒸気の中を通過し、兵士全員が放射能を浴びたと発表した。兵士が1時間以內に浴びた放射能量は通常の1カ月分に相當するという。14日付で米ニューヨーク?タイムズ紙が報じた。
ペンタゴンはまもなくこの情報を発表する見通しだという。さらに問題の原子爐から北に約96.6キロ離れた場所で救援活動にあたっていた米國のヘリコプターが機體を微粒狀の放射性物質に覆われてしまい、洗浄を余儀なくされたという。
米軍兵士の被ばくが體調に影響を與えるかどうかは今のところ定かではない。日本附近の海域では現在、強風が吹き荒れ、放射性物質の拡散を助長しているが、問題の原子力発電所の爐心が完全に溶融しない限り、放射性物質が米國に飛來して人體に影響を及ぼすことはまずないと政府関係者はみている。
米政府高官は13日、日本の原子爐が爆発してすぐ後、ワシントンが最悪の事態を想定した「計畫」を制定したことを明らかにした。同計畫は、放射性物質が米西海岸にまで到達したと専門家が判斷した場合、米國自身を守るものであって、日本を助ける目的のものではないと高官は話した。
?中國網日本語版(チャイナネット)? 2011年3月14日