朝鮮外務省報道官は15日、核問題をめぐる6カ國協議に前提條件なく臨む考えを表明した。ウラン濃縮問題の議論にも反対しないとしている。
これは6カ國協議ロシア首席代表のボロダフキン外務次官の訪朝に関する談話で明らかにされた。ボロダフキン外務次官は11-14日に訪朝し、両國関係の発展、地域情勢、6カ國協議の再開について踏み込んで意見交換した。
同報道官は「6カ國協議が再開されれば、朝鮮は同時行動の原則の下、05年9月19日の共同聲明を履行する過程で、ロシア側の提出した他の問題についても議論、解決したい。ロシアはロシア、朝鮮、韓國の鉄道、天然ガスパイプライン、送電線路の連結推進における協力には特別な意義があると考えている。朝鮮はロシアのこの協力計畫を支持する。協力案がまとまれば積極的に検討したい」と述べた。
今年は「朝露モスクワ宣言」発表10周年にあたり、両國ともに伝統的な友好関係を一層発展させる方針を表明している。
「人民網日本語版」2011年3月16日