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BRICS臺頭の基本的動因:グローバル化と改革

BRICS臺頭の基本的動因:グローバル化と改革。

タグ: BRICS 臺頭 基本的動因 グローバル 改革

発信時間: 2011-04-12 17:14:43 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

中國が14日に海南省三亜市で開催するBRICSの第3回首脳會議に各國は強い関心を寄せている。BRICSに代表される新興國臺頭の基本的な動因、深層のロジックと本質、戦略的影響、將來の発展について、人民大學國際関係學院の金燦栄副院長が解説した。

■BRICS臺頭の基本的動因

----グローバル化の波と國內改革の良好な相互作用

記者:「BRICs」はゴールドマン?サックスのチーフ?エコノミストであるジム?オニール氏が提唱したものだ。こうした國々にはどのような共通項があるのか。一體どのような凝集力によって「BRIC(れんが)」はまとまって積み上げられているのか。BRICS臺頭の基本的動因は何か。

金燦栄:経済學の視點から言うと、ゴールドマン?サックスはこの4カ國に経済成長と投資回収面で巨大な潛在力があり、BRICsの概念を提唱することで注目を引き、國際資本移動を誘導できることに気づいていた。より広い視野から見ると、BRICsがもてはやされたのは4カ國に共通する特徴に由來する。第1に4カ國は地理條件、資源埋蔵、人口規模のいずれにおいても天然の大國であり、國家の繁栄や強大化を実現する動力と抱負を備えている。第2に4カ國は過去10年間に力強い経済成長を遂げ、國際的地位も著しく向上している。第3に4カ國はいずれも現行の國際體制の辺縁に屬す國であり、國際ルールの制定者ではなく、標準の決定、政治的働きかけ、アジェンダの設定においていずれも弱い立場に置かれている。

BRICsは工業化の過程にある一群の新興國の代表だが、全ての代表ではない。今年南アフリカが參加したことで、「BRICs」は「BRICS」に表記が変わった。當初の金融?金融概念から次第に枠組み化、組織化された國際政治?経済の現実へと変化している。

自然環境、政治制度、文化価値観などが異なるため、新興國の経済成長の原因は千差萬別と言える。だが各國の経済政策の細部を超えた視點を持てば、こうした國々の臺頭の基本的な動因や背景がグローバル化の波と國內改革の良好な相互作用にあることに難なく気づく。

グローバル化の普遍的な進行によって國家や市場の垣根が切り崩され、各種生産要素のグローバルな自由流通が促された。これは新興國の內部変革に知識?技術上の準備を提供した。まさにグローバル化という歴史的チャンスの中で、大部分の新興國は內部改革を積極的に推進し始め、計畫経済から市場経済へ、鎖國的狀態から対外開放へと向かった。改革は開放という特徴を備えるため、これらの國々は潛在的な経済エネルギーを解き放つと同時に、グローバル市場の資源配分に改めて加わり、グローバル化をさらに豊かなものにした。

この意味から言って新興國は間違いなくグローバル化の直接の受益者であり、またこのために自由市場原則の斷固たる守護者ともなった。逆に見ると、グローバル化は一群の新興國の加入によって冷戦終結後20年のうちに輝かしい黃金期を迎えたのだ。

「人民網日本語版」2011年4月12日

 

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